ガラパゴスに家族もやって来た、そして修学旅行生も

沖縄からガラパゴスに単身赴任していましたが、先日、家内と娘もガラパゴスにやってきました。3ヶ月ぶりに一緒に暮らしています。ここまではとても遠く、日本に帰れば無職無収入になる私の家族にとっては、ちょっと気が遠くなるほどの大金を、定期預金を解約してまで支払い、彼女たちは不安な旅をしてようやくここまでたどり着きました。ところが、昨日わが職場に日本の私立高校の修学旅行生が20人ほどやってきたのである。聞くところによると文部科学省から旅費に対する補助金が出ているとのこと。正直のところ納税者として心穏やかではありません。
ガラパゴスの自然とその保護について説明を聞く生徒たち。疲れと時差ぼけで呆然としている子もいる。
私の場合、家族の渡航費用はもちろん全額自分もちですが、そのコストは家族がここを訪れるまたとない機会を得るためなら支払ってもいいと考えたわけです。ここでは、節約して一緒に暮らしています。
一方、修学旅行の子供たちの旅費が、一人当たり50万円かかるとして20人で合計1000万円。そのうちどれくらいが税金でまかなわれたのでしょうか。いやあ、日本は豊かです。われわれはそのアテンドをするよう頼まれたのでそれにかかるコストも膨大です。それまでのコストに見合うだけのどのような効果がどの程度期待できるとの判断を誰かが下したのでしょうがぜひ説明を聞いてみたいものです。

先日ガラパゴスでもガラパゴス自然遺産の危機を訴える番組が海外向けNHKで放映されました。事実と異なることを伝えているわけではありませんが、保護に対する努力を十分に伝えることなく危機をあおっているような印象を受けました。昨日の修学旅行生もそのような報道にずいぶん影響を受けているようだとのことでした。ガラパゴスにディーゼル発電所があるのは環境によくない、だとか。
 特に、私として居心地が悪いのは、ホントに危機に瀕している沖縄からきていることとも関係しています。国立公園や自然遺産の指定を議論している沖縄やんばるで、いままさに埋め立てや米軍基地建設や無用の林道建設が行われているわけです。国際サンゴ礁にあわせて泡瀬干潟や辺野古の埋め立てを、公的機関が進めているわけです。それこそ自然破壊やガバナンスの危機ですし、日本の公的なマスコミとしてNHKに報道してもらいたいことなわけです。人類の遺産であるガラパゴスを守るのは大切で、そのために私もお手伝いしているのですが、では地元の沖縄はどうなのよ、といいたいのです。これは、先にも「ガラパゴスの危機を日本でも聞く」で書いたことですけれども。
画像




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

キヤラ
2008年08月06日 19:09
久しぶりにブログ見に来ました。ご家族もついにガラパゴス入りですか。よかったですね。お子さんは外国暮らし大丈夫ですか?それにしても、私も補助金でガラパゴスに行ってみたいものです。うらやましい~。
そうそう、こちらは8月1日Xdayを迎え、とうとう組織名が変わりました。正直実感は湧いてないです。まあそんなものでしょう。ではお体気を付けて~。
Galapageno
2008年08月09日 04:14
あ、お久しぶりです。
今はガラパゴスは一年で一番寒い時期ですが、日が照ると汗ばむ陽気です。
去年に比べると表層海水温で5度Cほども高いようです。年によって随分気温や降水量が違うわけです。
そちらの名称変更はWebで見ました。研究員が楽しく充実した研究ができる環境がすこしでも整うといいですねえ。
ここは、保護区の制約が多くて自由にキャンプができません。沖縄のビーチのキャンプが懐かしい。
yuka
2008年11月01日 17:55
ブログの見た目、この学校様の許可は取ってないようですね。この子達にも肖像権があるんですよ。気を付けてください。
あと、文部科学省はハワイに行くのにも補助金を出してるらしいです。
それでも子ども達が学べる事はとても多いと思いますよ。わたしは賛成です。
Galapageno
2008年12月13日 17:55
Yukaさま
ご覧いただき有難うございます。ご親切なご指摘感謝します。
地球の上をおびただしい数のヒコーキが飛び回るこのような時代がいつまで続くのかと思います。

この記事へのトラックバック