美しかった済井出のビーチ(屋我地島)

屋我地島には沢山の素晴らしい景観を持つビーチが並んでいます。あるいは、過去にはそうでした。済井出の集落の東のビーチを紹介します。ここは沖縄県が誇る自然環境を守るために、県が作成した自然環境の保全に関する指針で、「自然環境の厳正な保護を図る区域」に指定されている海岸です。驚いたことに、ここに巨大な漁港が完成しようとしています。その工事が始まると海岸の浸食が起こったと言われています。
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沖縄県の環境保全指針はこちら
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/hozen_chiiki/shishin/index.html
 島の北東側、つまり最も高頻度で風の吹いてくる側に出島方式で建設中の漁港は衛星写真でも良く見えます。

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今、出島との架橋が設置されたところです。
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この漁港で、素晴らしい景観は台無しになりました。もちろん、漁業者(あるいは、行政担当者や土木建設業者)にとっては大変喜ばしいことだったでしょうけれども。
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かなりの侵食が認められます。
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石碑が倒壊しようとしています。ロープでそれを防ごうとしています。
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Wikipediaにも、「漁港建設以来、砂の流出が続き、現在砂浜は削れ、砂浜は倒木だらけという無残な姿と化している。」とあるほどなので、それなりに注目を集めているのでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%8B%E6%88%91%E5%9C%B0%E5%B3%B6

また、大量のゴミが打ち上げられています。一番目立つのは浮きなどほとんどが漁業用のものです。景観を壊す漁港、海岸侵食、大量の漁業ゴミ、、、漁業のあり方について「海の守人論」といったものがありますが、一体どこの話かと思います。(まさか、この漁港建設・埋め立てについて漁業権の消滅に対する補償金などは支払われてないですよね?ご存知の方いらっしゃいましたらお知らせいただければ幸甚です。)
 
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漁港の風下側にはすでに小型漁船が係留されています。なんか、漁港じゃなくてちょっとした防波堤でも良かったのではないのかと思ってしまいます。
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 ほとんど漁船もない羽地外海にこんな大規模の漁港が一体必要なのかということについて、2年余り前、名護市役所の方の説明を現場で聞いたことがありますが、歯切れの悪いものでした。地元でも当然、反対の方が多数いらっしゃるようです。普天間基地の辺野古への移設に伴うアメとしてもらったお金を使いたいだけなのでしょう。厳正な自然環境を保全する場所として自分で指定しておきながら平気で巨大な構造物を建設し環境を破壊する行政機関を維持するために私たちの税金が使われているのはとても悔しい。何がおきても役人は責任を取らないことは私たちは皆知っています。
 ところで、環境影響評価の対象ではなかったのでしょうかねえ。
 このようなものを作る際に、再検討をすべきだという声が役所の中で出てこなかったのですかねえ。
 いっそ、国・県・市町村の役人を全て任期5年ほどにして、国民・県民・市町村民の評価を得ないと再任できないような制度にしたらどうか。巷では、非正規雇用の問題が深刻なのだから公務員だけ安定した身分だという不公平感も減少するし、いい加減な仕事もなくなるのではないか。
 さて、この海岸で心配なのは、侵食されているから今度は海岸線に異型ブロックでも並べようか、などということにならないかということです。

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この記事へのコメント

ニックネーム
2009年06月13日 02:57
僕は名護市自体に問題があると思います。もともと、辺野古など、名護に合併し、廃棄物の処分場なども建てられ、基地。屋我地には無駄な漁港なども、合併吸収された地域に押し付けているようにしか見えません。環境、公害などしっかり考えた上で、もっとちゃんとした市議会作ったら?名護市民と名護市民になってしまった人々へ。

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